左翔太郎:半分力貸せよ、相棒 フィリップ:僕たちは二人で一人の探偵さ 左翔太郎:行くぜ、フィリップ 左翔太郎:おい!早く逃げろよ! フィリップ:僕の側を変えよう 左翔太郎:ああ!お熱いの、かましてやるか! 左翔太郎:よっしゃ 左翔太郎:おーらぁ! フィリップ:もうメモリブレイクしかない 左翔太郎:ああ!分かってる! フィリップ:翔太郎、メモリドライバーを付けている。こいつは組織の幹部だ 左翔太郎: 左翔太郎:フィリップ!俺に任せてくれるな!? フィリップ:ああ。すごくヤな予感がするけど、仕方ない 左翔太郎:風都は貴様らの街なんかじゃねぇ! フィリップ:こんなことだろうと思った……ムチャクチャだ 左翔太郎:ちょっとワイルドにやりすぎたからダメージあったかもしんねーな…… 霧彦:こんなイカレた反撃を……! 霧彦:バカな!いやだからなのか!?バカだからこそか…… 左翔太郎:フィリップ!ハードスプラッシャーを! フィリップ:もう呼んでいる ゴキスター:街の害虫は私が駆除する 左翔太郎:行くぜ! ゴキスター:この風都にヒーローは二人も要らない フィリップ:急いでるからさっさと終わらせてもらうよ 左翔太郎:ちょこまかと! フィリップ:速いな、サイクロンのスピードに匹敵する 左翔太郎:だったらこれでどうだ! 左翔太郎:速い! フィリップ:ならこれだ ゴキスター:何度やっても同じだ ゴキスター:何ぃ!? フィリップ:トドメ、いこう 左翔太郎:戦ってんだぞ!集中しろ! ゴキスター:いずれ倒す…… ミック:ガァァーッ!! フィリップ:獣のニオイだ フィリップ:ドライバーをしてるってことは……キミ、幹部? フィリップ:僕をさらいに来たのかい? 左翔太郎:だらぁ! ゴキスター:またお前か! フィリップ:今? 無理だ、幹部に襲われている 左翔太郎:だから不用意に出歩くなっつったんだよ! ゴキスター:どうした、なぜ変身しない……仮面ライダー? 左翔太郎:うるせぇ!色々と大人の事情ってもんがあるんだよ! ゴキスター:この俺に逆らうお前も駆除する! あきこ;どうするのフィリップくん! フィリップ:今検索中! フィリップ:ここからダイブする あきこ:ンなアホな!! フィリップ:翔太郎、お待たせ 左翔太郎:こうなりゃこっちのモンだ! 左翔太郎:ふン! 左翔太郎:今度こそ決めるぜ、相棒 左翔太郎:おい、こんなとき何言ってるんだお前! 左翔太郎:早く撃てフィリップ! 左翔太郎:何ィ!?メモリが! ・第8話 ゴキスター:バカめ! ゴキスター:こっちだ! 左翔太郎:動きの速さじゃ勝てねぇ! 左翔太郎:ヤツが正面に入った一瞬に……! 左翔太郎:おりゃあ! ゴキスター:私の力を見くびるな ゴキスター:この害虫を駆除すればやつも現れる ゴキスター:両方とも完璧にやってやる #ゴキスター:そのベルトで完璧な仕置き人になってやる ゴキスター:お前は! 左翔太郎:アンタがゴキブリの正体か 左翔太郎:代金はメモリ4本で勘弁してやるよ ゴキスター:お前をやるのは星野チズルを駆除してからだ 左翔太郎:追跡だ!位置情報をGPSに送ってくれ! フィリップ:えぇー……早く見たいのに、ヘブンズトルネード あきこ:私感動しちゃった フィリップ:そんなのどうでもいいから フィリップ:二人ともー、早く見せてー、ヘブンズトルネードー! フィリップ:いよいよヘブンズトルネードだ、やっと見れる フィリップ:そう? ゴキスター:害虫の駆除は徹底的にやる ゴキスター:依頼の撤回は許されない ゴキスター:ハッハ フィリップ:踊れる?ねえ踊れる? フィリップ:踊れるの?ヘブンズトルネード フィリップ:そうか、それがキーワードだ! フィリップ:ヘブンズトルネードの鍵は、二人で生み出す波のリズム! フィリップ:遅いよ翔太郎 左翔太郎:え? フィリップ:行くよ 左翔太郎:おぅ 左翔太郎:この野郎……! フィリップ:僕に任せて フィリップ;Yeah! フィリップ:Huh! 左翔太郎:おい本気か!俺たち今戦ってんだぞ! フィリップ:Yes! フィリップ:ああ……これがヘブンズトルネード! フィリップ:翔太郎、メモリブレイクだ 左翔太郎:おう! ゴキスター:うおあああ!! 霧彦:次こそ……見ていろ! 9話 左翔太郎:何だコイツ?……お菓子のバケモンか? スイーツ:化物とは無礼な!私は味覚の化身だ! 左翔太郎:ふざけやがって!ならコイツを味わいな! 左翔太郎:やべっ! 左翔太郎:やばい!フィリップ!ヒートだ! フィリップ:右腕も硬化して動かない! スイーツ:いいぞ、恐怖しろ。恐怖もまた舌先を駆け巡る極彩色の甘味だ! 左翔太郎:俺の側で何とかするっきゃねぇ! 左翔太郎:ソニックショックだ!行くぜ! スイーツ:ありふれた平凡な菓子を舌先に乗せると、私はそれだけで戻してしまう! スイーツ:極上のスイーツがないと生きていけないのだよ! 左翔太郎:てめぇ!何を勝手な! 左翔太郎:貴様! キリヒコ:面白い場所で会ったね仮面ライダー君! キリヒコ:今日こそ君を倒してその秘密を暴く! 左翔太郎:いま相手をしている暇ねぇんだよ! 瑠兵衛:ずいぶん屋敷が騒がしいな…… 瑠兵衛:おおおおあああああ!! 瑠兵衛:はっはっはっはっは # クライマックスヒーローズW 左翔太郎:生傷はハードボイルドの嗜みだ 10話 キリヒコ:私はね、こよなくこの風都を愛している 左翔太郎:おろせぇ! キリヒコ:さあ……どうしてくれよう スウィーツ:どけぇ! キリヒコ:○○如きが!このナスカの邪魔をするなぁ! フィリップ:翔太郎……翔太郎! 左翔太郎:なんだ!? フィリップ:感じる……この場は危険だ! 左翔太郎:!? キリヒコ:何だコレは!まるで分からない!ただ…… 左翔太郎:理屈でなく危ねぇ……触れたらアウトだ! 左翔太郎:震えがとまらねぇ…… フィリップ:僕たちは見たのかも知れない 左翔太郎:何を フィリップ:敵の、根源を 若菜:あら……だったらお掃除しないと 瑠兵衛:まあ放っておけ、組織の秘密を知る屋敷の人間はわずかしかいない 瑠兵衛:わざわざことを荒立てる必要もなかろう キリヒコ:何故……お父様は僕の戦いの邪魔を…… 冴子:次にこの屋敷に何かあったら、二人で片付けましょ? 冴子:あなたの名誉挽回のためにも、ね キリヒコ:分かった 冴子:仮面ライダー、W……恐らくあのドーパントを追ってまた現れるはず 冴子:お父様の興味が薄いうちに、確実に手に入れないと 左翔太郎:……ってどこ行ったぁーッ!? 瑠兵衛:素晴らしいよねぇ……地球に刻まれた記憶というものは 瑠兵衛:では失礼 瑠兵衛:明日が楽しみだな…… 瑠兵衛:何か面白いことが起こるらしいな 冴子:またあなた?ただのメイドがはしゃぎすぎではなくて? キリヒコ:あのドライバー……まさか、まさかアイツが!? キリヒコ:そうか……アイツが! 冴子:倒すわよ、「あなた」 冴子:お久しぶり。まさか忘れてないわよね、私の怖さ 左翔太郎:ビギンズナイトのときのアイツだ! フィリップ:なんでここまで幹部系ばかりが! 左翔太郎:早く何とかしねぇと、あきこが!あきこがあぶねぇ! スイーツ:さあ、私だけのための永遠のスイーツタイム スイーツ:でもその前に、私の舌先を汚したコイツを切り刻む! 冴子:フフフ…… フィリップ:間一髪だったね 左翔太郎:ああ、コイツらの相手をしてる暇はない! 左翔太郎:行くぜ! 冴子:追って! キリヒコ:はああ……せい! キリヒコ:〜〜〜で貴様なんかが! 左翔太郎:あーばよ キリヒコ:ぐああ! 冴子:あなたそれでもナスカメモリの所持者なの!? 冴子:この役立たず! スイーツ:刻まれて壁の塗料にでもおなり! スイーツ:お前は! 左翔太郎:仮面ライダー、W スイーツ:おのれぇ! あきこ:私の依頼人に指一本触れるなッ!! 左翔太郎:助かった!後は頼む! 左翔太郎:おりゃあ! 左翔太郎:消えた…… 左翔太郎:あっつあつのデザートを奢るぜ! 左翔太郎&フィリップ:ジョーカートルネード!! 左翔太郎:美味かったろ 若菜:あの探偵の子、面白かったわね 若菜:仮面ライダーさんもなかなかみたいね 若菜:意外と我が家のお婿さんより役に立ったりして 若菜:うふふ 冴子:挑発は相手を見てしなさい若菜 若菜:ごめんなさい、お姉様 若菜:お気になさっていたのね 冴子:おしおきならちゃんとしておいたわ 冴子:夫は教育が肝心 11話 フィリップ:大丈夫?アキちゃん 左翔太郎:待たせたな、鳴海探偵事務所の左翔太郎…… 左翔太郎:おい、大丈夫か!? 左翔太郎:俺は交通事故を目撃しただけだって 刃野:冗談だよ 左翔太郎:うそぉ? 左翔太郎:いや、俺はやるぜ 左翔太郎:目の前で依頼人がやられてんだよ 左翔太郎:黙って引き下がれっかよ 左翔太郎:それに、あの車は泣いていたんだ フィリップ:何故バカは風を引かないのか フィリップ:コレは予想以上に手強い難問だ キリヒコ:責任、取ってもらうよ 左翔太郎:そんなことより例の情報は? 左翔太郎:危険とは常に隣り合わせ、それが探偵の宿命さ 左翔太郎:返せコラ!俺はこの事件から手を引く気はねーんだよ! 左翔太郎:やっぱり何か知ってるようだな 左翔太郎:おっとっとぉ…… 左翔太郎:やはりドーパントか! フィリップ:やあ翔太郎、やっと謎が解明したよ フィリップ:色々調べた結果、コレが一番説得力がある 左翔太郎:ンなことどうだっていいんだよ! フィリップ:でもね、ここでまた新たな謎が 左翔太郎:ガタガタ言ってんな、行くぞ フィリップ:仕方ないな 左翔太郎:おい、逃げろ! 左翔太郎:またお前か キリヒコ:あのドーパントは私にとって貴重なサンプルだ、邪魔しないでもらおう 左翔太郎:お前こそ邪魔すんな 左翔太郎:決着付けてやる! 左翔太郎:何ぃ!? 左翔太郎:返された!?まさか! 左翔太郎:しまった! キリヒコ:ガイアメモリの想定外の特性、コレは間違いなく私にとってのチャンスだ 山村康平:アイツらだけは絶対に許せない! 左翔太郎:すぐ行く! 左翔太郎:フィリップ! フィリップ:一つ聞いていいかな? 左翔太郎::なんだ? フィリップ:黒須って男は、僕らが救う価値はあるの? フィリップ:だってその男はこの街にとって有害以外の何者でもない フィリップ:山村康平の事情を思うと、むしろ復讐させてあげても構わない フィリップ:それが自然じゃないの? 左翔太郎:かもしれねーな フィリップ:だったら… 左翔太郎:でも俺は黒須を守る 左翔太郎:たとえクズでもこの街の人間だ、殺させるわけには行かねーんだよ 左翔太郎:それに、復讐なんかで康平の悲しみは消えやしない フィリップ:ハーフボイルド、とても不合理だけどキミらしい答えだよ 左翔太郎:待たしたな 亜希子:きたー、正義の味方! 康平:どうして……どうして邪魔をするんだ! 左翔太郎:一番大切な人を奪われた、その気持ちは俺にも分かる 左翔太郎:だからこそ、やらせるわけにはいかねーんだ! 康平:ならお前からだ! 康平:逃がすものかぁ!! 左翔太郎:無駄だ 左翔太郎:あの状態になったとき、ヤツはすり抜けて相手をウィルスに感染させる 左翔太郎:このまま突っ込めば俺達も… フィリップ:翔太郎、キミなら大丈夫 左翔太郎:何故そう言い切れる フィリップ:バカは風邪を引かない 左翔太郎:あ、なるほど…っておい! フィリップ:ドーパントを形成するのがウィルスなら、熱に弱い フィリップ:その可能性に賭けてみた 左翔太郎:それでヒートか 左翔太郎:流石、相棒 亜希子:結局守っちゃったね 左翔太郎:ああ… フィリップ:ガイアメモリがない…? フィリップ:ドーパントを倒せば体から排出されるはずなのに… 左翔太郎:え? 亜希子:ってことは フィリップ:ドーパントの正体は山村康平じゃない 12話 フィリップ:翔太郎、動きが鈍かったね。一体どうしたっていうの? 左翔太郎:また感じたんだ…俺にはまだあのドーパントが泣いてる気がするんだ 左翔太郎:だから風邪っぴきは寝てろって 左翔太郎:バイラス・ドーパント! 左翔太郎:湯島とドーパント!? フィリップ:計算外の事態だね、まさか湯島が襲われるなんて 左翔太郎::ワケわかんねぇ……! 左翔太郎:おい! 左翔太郎:待て! 左翔太郎:お前一体誰だ! 左翔太郎:やべぇ! フィリップ:翔太郎、これでふりだしだね 若菜:ご自慢の婿殿としては最近ちょっと株が下がってるんじゃない? キリヒコ:そんなことはない!いや、たとえそうだとしてもすぐ挽回してみせるさ 若菜:何か秘策でもあるのかしら キリヒコ:ガイアメモリの驚くべき可能性、とでも言っておこうか 若菜:なんですの、それは キリヒコ:残念だけど、若菜ちゃん、君にはそれしか教えられないな フィリップ:アキちゃん、やっぱりキミは天才かもしれないな フィリップ:あった、生体コネクタの状態から見てガイアメモリは今も体内に埋まっている フィリップ:やっぱりバイラス・ドーパントの正体は彼女だったんだ キリヒコ:怒りや憎しみといった強烈な感情が、人間の肉体ではなく、精神そのものをドーパントに変異させたんだ キリヒコ:これは極めて特殊なケース、大発見だ 冴子:今日のオペラ、なかなか良かったわ キリヒコ:冴子、私の話を聞きたまえ 冴子:どうしてそんな妙なことが起きたのかしら キリヒコ:すごいと思わないか キリヒコ:今までのガイアメモリの常識を覆すドーパントの誕生だ キリヒコ:このデータを集めて更に実験を進めれば… 冴子:私達夫婦の強力な武器となる? キリヒコ:そうだ、そうすればキミを失望させた私の失態も全て帳消しになる キリヒコ:名誉挽回だ 左翔太郎:泣いていたのは幸さんの心だったんだ 左翔太郎:俺はもうこれ以上、彼女に誰も傷つけさせたくない フィリップ:だったら、僕も彼女を説得してみよう フィリップ:彼女の心に直接コンタクトする フィリップ:ガイアメモリで特殊な状態にある彼女の精神を星の本棚に呼び出す 亜希子:そんなことできるの? フィリップ:やってみないとわからない 左翔太郎:分かった、頼んだぞフィリップ フィリップ:ああ フィリップ:じゃあ、始めようか フィリップ:彼女の存在を感じる フィリップ:いるんだろ?出ておいでよ 幸:あなたは誰? 幸:どうして私を呼び出したの? フィリップ:幸さん、キミのことを本気で救おうとしている男がいる フィリップ:僕は彼の代理でキミに会いに来たんだ フィリップ:教えてくれないか、何故キミは湯島を殺そうとしたの? 左翔太郎:あーーもーー邪魔すんなって!俺は風邪なんか引かねーんだよ! クイーン&エリザベス&サンタちゃん:なんで? 左翔太郎:え!? 左翔太郎:あー…いや…はっはっはっは 幸:私の心は怪物になった 幸:まず私を轢き逃げした奴らに復讐してやった 幸:残るは私を騙したあの男だけ フィリップ:幸さん、キミはガイアメモリの力に支配され、自分を見失いかけている 左翔太郎:頼む、間に合ってくれ! 左翔太郎:やめろ!もうやめるんだ復讐なんか…… 左翔太郎:待て湯島!幸さんに謝れ! 湯島:何? 左翔太郎:お前が、幸さんの心をあんな姿に変えちまったんだ 湯島:幸? 左翔太郎:でもまだ間に合う、アンタが心から彼女に詫びればな! 湯島:ふざけるな!俺には関係ない! 左翔太郎:湯島ァ! 左翔太郎:やめろ幸さん! 幸:離せ!離せ!どうして私の邪魔をするの! フィリップ:彼は、キミにこれ以上誰も殺させたくないんだ 幸:あなた達の気持ちは嬉しい 幸:でも、もう私には止められない 幸:私の心には憎しみしか残っていない! フィリップ:予想以上に怨念が強い、このままでは飲み込まれてしまう 左翔太郎:止めてやるよ、俺が。必ず! フィリップ:それを言うなら「俺達が」だろ 冴子:残念だけど、今回のことであなたの名誉は回復されないわ キリヒコ:どうして 冴子:精神エネルギーが産んだドーパントは肉体が変身したものに比べ、能力が著しく劣化する 冴子:つまりまがい物なのよ キリヒコ:まさか…私はこの目で確認した、バイラス・ドーパントが人間をウィルスで殺す瞬間をだ! 冴子:一人ずつが精一杯 冴子:バイラスは本来なら街一つ一気に滅ぼせるガイアメモリなの 冴子:でもそんな研究はもう済んでいるのよ 冴子:ただ、怨念って言うのも時としてとてもこわーいものだけど 幸:どうして騙したの 幸:愛していたのに……許さない 左翔太郎:やめろ!こんなことをしても君のためにならない! 幸:黙れ!黙れ黙れ! 左翔太郎:やめろ!やめろ幸さん フィリップ:ガイアメモリの力が増幅し、もう幸さんの力ではどうにもならなくなっている 左翔太郎:だとしたら… 左翔太郎:俺達に出来ることは…… 左翔太郎:おい、お前の罪を数えろ 左翔太郎:お前を殴ったのは俺の拳じゃない、幸さんの心だ