新聞、TVのニュースには、原発事故への対応について、細々とした説明がなされています。東電の事故への対応の悪さなど良く分かります。しかし、大切な根本的なことが全く分かりません。 そもそも、原発をつくるときに、誰かが国に原発の安全性を説明した筈です。国もつくることを承認した筈です。何時、何所の誰が、どういう説明を国にした(この様な説明は文書になって残っているはず)のでしょうか。また、国はどの様に(どの部署で、誰が)それを承認したのでしょうか。そして、国と電力会社の間の取り決めはどうなされたのでしょうか。これも文書で残っているはずです。 次に県市町村に対して、国と電力会社は原発の安全性について、誰が、何時どの様な説明をしたのでしょうか。それを聞いて、県市町村は何時どの様な対応をしたのでしょうか。受け入れた責任者は誰か。住民に何時誰がどの様な説明をしたのか(この様な説明は文書になって残っているはず)。 これらをむやむやにして、結果としての事故の対処だけ取り上げても余り意味がないと思います。また同じようなことが繰り返されます。 ましてや賠償支援の方法や額がどうだとといっても、国民は多いのか少ないのか評価できないと思います。 これらの経過をはっきりすることで、賠償支援の意味が国民にもはっきりするわけだと思いますが、今のままでは、何となくどんぶり勘定で、全てが決まっているとしか言いようがありません。