-拝啓 地球様- 最初に甚大な被災地の皆さまと 尊き多くの命にお悔やみとお見舞い申し上げます 非力さ 脆弱さ こんなにも無力な自分に 前後に途方に暮れるばかりです  酸鼻の極み 痛み 苦しみ 悲しみ 三半規管のdamageに stressorに 拉げられ 眠れぬ長すぎる夜に怯む 前震 本震 津波 地割れ 地盤沈下 液状化 地滑り 余震 土砂崩れ 雨 雪 悪寒 安心 安全 安定はひっくり返された  自然は我々の 前提 仮定 推定 規定 想定を遥かに上回る 計測不能 予測不能 制御など今の科学じゃとても 極大なenergy目の前に逃げ場なく ただただ唖然 ただただ呆然 ただただ偶然 運に恵まれていただけと突き付けられ ただただ膝が抜けた  俺は東京 文京 湯島にいた 仕事だった 客先に向かう途中だった 14時45分まで いつもとなんら変わらない 様相だったじゃないか 近くで僅かな悲鳴と鉄筋がぶつかり合うような音に気付いた 次の瞬間 これでもかと建物はきしみ 撓り 轟音を轟かせる 見上げればどれも俺よりも ずっと背の高いbill達だ   よぎったのは走馬灯じゃなかった 自分の最後 それ以外考える猶予は与えられなかった 大地の猛威が過ぎ去るのを 生にしがみつきながら 待つ事しか出来なかった かつてない出来事はnewsを見る前に体験 経験で直ぐに分かった  地球よ 地球人が嫌いですか 俺が頼んだのは破壊じゃない 慈しみだったはずだ 地球よ 我々が嫌いですか 俺が頼んだのは悲傷じゃない 慈しみだったはずだ 違いますか 応えて下さい あの町 あの暮らし あの風景  大切な人達が大勢いた 大切な物が沢山あった   地球よ 叶わぬ望みだとしても 言わせて下さい 奪った全てを返せよ どうなってるのか把握しようとするので精一杯だ 安否確認一体誰に 現在位置確認一体何処に 通信機器は役に立たなかった 苛立ちと未知とpanicで 何が確かな判断か判らなかった 昨日が遥か遠くの昔に思えた 俺は誰からの声を待っていたのだろう 俺の声を誰が待っていたのだろう   時間が経てば経つほど被害 悲惨さは数を増やす 日本 観測史上最大 戦後 観測史上最悪 どれも聞いた事もない数字 見た事もない数値 教わった事もない単位 全く呑みこめない  半壊 倒壊 崩壊 全壊 火災 爆発 放射能 供給systemの停止 計画停電   買占め 物資不足 届かぬ配給 労 ASD PTSD flashback デマ 流言  次はどんな脅威が待ち受けてるのだろう 深すぎる爪後は この先どれほど我々を苦しめるだろう どれ程の朝を迎えればいいのだろう どれ程の未来を使うのだろう 穏やかな生活を取り戻すのに どれ程の涙を流すのだろう あれほどの笑顔を取り戻すのに どれ程の涙を呑むのだろう 復興や復旧に向け 多くの人が昼夜問わず戦っている 行方不明の方々をずっと探している 義捐 支援 沢山の地球人が 温かさを配ってくれている 何か1つ その1つが 被災地の皆さまに強さと明日を 地球よ 地球人が嫌いですか 俺が頼んだのは破壊じゃない 慈しみだったはずだ 地球よ 我々が嫌いですか 俺が頼んだのは悲傷じゃない 慈しみだったはずだ 違いますか 応えて下さい あの町 あの暮らし あの風景  大切な人達が大勢いた 大切な物が沢山あった   地球よ 叶わぬ望みだとしても 言わせて下さい 奪った全てを返せよ 1人1人は脆く 弱い けれど誰1人 儚いその思いを1つにした我々は地球に匹敵する強さを持つ 地球よ 我々は強い 1つになろうとする力が1人また1人を強くする  地球よ 我々は強い 1つになる為に我々1人1人がいる 地球よ 我々は強い 1つになりいつかきっと地球を解明するだろう 地球よ 我々は強い 1つになった我々は強い  地球よ 我々は強い 地球も含め1つだと我々は解っている だから我々は1つを諦めない 我々は決して1人じゃない 我々は1つだ 我々は1つさ 本日は地球に我々の強さを申し上げたく MICを握った次第です